腹腔鏡手術
腹腔鏡手術（内視鏡手術）について
お腹に4箇所5〜12ｍｍの小さな穴をあけて行う手術が、
腹腔鏡手術（内視鏡手術）です。
手術は全身麻酔で行われます。
手術のため、お腹の中に炭酸ガスを注入します。
婦人科良性疾患の多くの方がこの方法で手術が可能です。
腹腔鏡下手術のメリット
・手術の傷あとが目立たない・傷が小さいため、手術後の痛みが従来の手術と比べて軽く済む
・痛みが少ないため、手術の翌日から歩くことが可能
・手術後の腸管の癒着が少なく済む（腸閉塞が少ない）
・胃や腸の動きの回復が早いため、手術の翌日には食事可能
・手術後の肺炎などの合併症も少ない
・早く日常生活に戻れるため、社会復帰を急がれる方にはお勧め
・早期退院となるため、経済的負担が軽い
腹腔鏡で手術可能な疾患と手術術式
| 子宮筋腫 | 子宮筋腫核出術、子宮摘出術 | ||
| 子宮内膜症 | 卵巣嚢腫摘出術、癒着剥離術 | ||
| 良性卵巣嚢腫 | 卵巣嚢腫摘出術、附属器摘出術 | ||
| 子宮外妊娠 | 卵管線状切開術、卵管摘出術 | ||
| 卵管性不妊 | 卵管形成術、卵管鏡下卵管形成術 | ||
| 子宮摘出後腟脱 | 膣断端仙骨子宮靭帯固定術 | ||
| 多嚢胞性卵巣症候群 | 卵巣多孔術 | ||
| 早発閉経 | 卵巣生検 | ||
| 月経困難症 | 仙骨子宮靭帯切断術 |
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